歴史・活躍の場

フラワーアレンジメントの始まりは、紀元前までさかのぼります。ヨーロッパでは、花や植物は宗教的な価値を持ち、儀式や魔除けなどに多く使われてきました。供物台や墓を飾るために、花を束ねた「ブーケ」や花を連ねた「リース」というスタイルが使われています。フラワーアレンジメントの中で最も古いデザインといわれているのが「月桂樹のリース」。そう、オリンピックで勝者に贈られるあの冠です。古代ギリシャでは「勝利と名誉」のシンボルとされていました。
その後も、ヨーロッパで文明と共に受け継がれていったフラワーアレンジメント。15世紀ごろには絵画のモチーフとして貴族の間で愛されるようになり、16世紀になると生活の一部として一般の人々にも広まっていきます。またこの頃領主のお城や地主の邸宅では、専属の庭師が花で装飾をするようになりました。17世紀の終わり頃には、職業としてのフラワーコーディネーターが登場したようです。
19世紀の終わりになるとフラワーアレンジメントはもっと身近になり、市民は花や果実、枝などのいろいろな素材を使って自宅を飾るようになりました。しかしこの頃はまだ吸水フォームなどはなく、花を手で束ねたブーケか、藁や苔をベースに使ってアレンジされていました。20世紀の中頃になると、現在使われている吸水フォームやオアシスが作られるようになります。花器やフラワーベースも、この頃から次第にその種類を増やしていきました。
フラワーアレンジメントの形は多彩です。また、飾る場所によって相応しいアレンジがあります。次に基本のアレンジメントスタイルをいくつかご紹介します。

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